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「茉莉花官吏伝~後宮女官、気まぐれ皇帝に見初められ~」は面白い?感想と評価や評判をまとめました【ネタバレなし】

「茉莉花官吏伝~後宮女官、気まぐれ皇帝に見初められ~」は石田リンネ先生の原作小説「茉莉花官吏伝」シリーズを高瀬わか先生によってコミカライズ化され、2017年7月より(秋田書店)『月刊プリンセス』にて連載中の作品です。

コミカライズ作品の方はシリーズ累計147万部を突破している大人気作なんですよ。

ずば抜けた記憶力持つ少女の茉莉花が皇帝・珀陽に見出され、各地で活躍し出世へと駆け上っていく中華シンデレラストーリーです。

この記事では「茉莉花官吏伝~後宮女官、気まぐれ皇帝に見初められ~」を読んで面白いと思ったところや感想、読者の評判や評価についてまとめて行きたいと思います。

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目次

「茉莉花官吏伝~後宮女官、気まぐれ皇帝に見初められ~」のあらすじ

人より「物覚えがいい」という特技を持った後宮の女官・茉莉花は、 名家の子息のお見合いの練習相手を引き受けることになったが……。 優しくて気まぐれな皇帝との出会いが、少女の運命を変える!

「茉莉花官吏伝~後宮女官、気まぐれ皇帝に見初められ~」の登場人物

晧 茉莉花(こう・まつりか)

平民出身の16歳の少女。
一度見聞きしたものを全て覚えているというような抜群の記憶力を持つが。
心優しく控えめだが、しっかりとした意志の強さを持つ面も。
女官として後宮で働いていたが、皇帝の手により太学に入学させられ白楼国の女性文官となる。
自身の文官としての未来、そして珀陽の側にいるために禁色を手にする決意を固める。
赤奏国での大任を終えて、新たな任務地湖州へと赴く。

珀陽(はくよう)

白楼国の若く有能な皇帝。
茉莉花の“記憶力”に目をつけ、彼女に文官になるように勧めた。
白楼国の未来のために優秀な人材を集め、制度を整えることに努めている。
白虎神獣の加護を得ていて、白虎へと姿を変えることが出来る。

鉦 春雪(しょう・しゅんせつ)

茉莉花と同期の新人文官。
最初の頃は茉莉花を嫌っていたが、徐々に仲良くなるように。
少し皮肉屋なところもあるが、根は優しく素直で何かと茉莉花を気にかける。

芳 子星(ほう・しせい)

珀陽の側近。
かつての科挙試験で首席である状元合格を得た天才。
茉莉花の元家庭教師でもある。

黎 天河(れい・てんが)

珀陽の側近。
禁軍の将軍となった者も多い、武人一家の出身。

韋 玉霞(い・ぎょくか)

茉莉花の先輩に当たる女性官吏。
優秀だが、その才能を発揮出来ない環境にいる。

仁耀(じんよう)

先代皇帝の弟で珀陽の叔父に当たる。
皇籍を捨て臣下となり禁軍の将軍にまでなった武官となったが、反逆し彼の命を狙った。

暁月(あかつき)

真っ赤な髪を持つ、隣国・赤奏国の皇帝。
破天荒な性格と噂されている。
茉莉花に宰相補佐として赤奏国での吏部の仕事を任せる。

虂 莉杏(ろ・りあん)

若干13歳の赤奏国の幼き皇后。
暁月を慕っており、茉莉花と仲良くなる。

舒 海成(じょ・かいせい)

機能不全となった赤奏国の吏部に残っていた数少ない文官。
最初は能力が高いことを隠していたが、茉莉花と共に布元将軍を引き入れる作戦を立案する。

封 大虎(ふう・たいこ)

明るく人懐っこい性格の湖州の胥吏。
冤罪から救ってくれた茉莉花の自称・親友となる。

苑 翔景(えん・しょうけい)

次の禁色候補とも噂される御史台から湖州へ派遣された真面目で堅物な文官。
茉莉花の親友枠を大虎と争っている。

「茉莉花官吏伝~後宮女官、気まぐれ皇帝に見初められ~」のここが面白い!【ネタバレなし】

ずば抜けた記憶力を持つ少女茉莉花の立身出世シンデレラストーリー

平民出身の茉莉花はずば抜けた記憶力を持つという才能を持ちつつも、記憶力があるだけで何かが出来るわけではないし自分に自信がない女の子で、小さい頃から言われたように良い結婚が出来たら良いなぐらいな気持ちで毎日を暮らしています。

そんな彼女が皇帝である珀陽に見出されて太学を受験し、女性文官となった後も持ち前の能力で様々な困難に打ち勝って、活躍しながら少しずつ出世へと登り詰める様は何とも読んでいて小気味良いのです。

そして茉莉花が可愛らしい上に性格も良く、いつも問題を解決するために努力を惜しまないところもというキャラクターも作品の魅力の一つかなと思います。

茉莉花達の謎解き推理物語

茉莉花は珀陽の命令を受けて、隣国や様々な地へ赴き、その国や地域で起こっている問題を能力によって解決して行きます。
その国を乗っ取ろうとして人間や殺人事件の犯人などを突き止めて行く様は推理小説的な面白さも感じられるのです。
この作品が茉莉花の立身出世ストーリーだけでは終わらない推理小説としての一面も、読み手の心を引き付ける一因にもなっているではないでしょうか。

皇帝・珀陽と茉莉花の織りなす中華ラブロマンス

皇帝である珀陽もそこはかとなく茉莉花へアプローチしているのですが、珀陽のことを心密かに慕っているにも関わらず、珀陽の気持ちに気づかない茉莉花。

他の人達からも結婚を申し込まれますが、全く本気にしません。
ずば抜けた記憶力はありますが、そこら辺はとっても鈍いのです。
そんな二人の恋心がこれからどのように育って行くのかも、この作品の見逃せないポイントでもあります。

珀陽と茉莉花が両想いになる瞬間をぜひとも見届けたいです。

小説版「茉莉花官吏伝」シリーズとスピンオフ作品「十三歳の誕生日、皇后になりました。」も好評発売中!

石田リンネ先生の手による原作小説も好評発売中です。

こちらはビーズログ文庫から刊行されており、イラストはIzumi先生が担当しています。

コミカライズ版より先のお話が読めるようになっていますので、先が気になる方はぜひ小説の方も手に取ってみて下さいね。

そしてスピンオフ作品として赤奏国の莉杏と暁月が登場する「十三歳の誕生日、皇后になりました。」もあります。
こちら小説は原作は同じく石田リンネ先生、そしてIzumi先生がイラストを手掛けています。

「十三歳の誕生日、皇后になりました。」のコミカライズは漫画を青井みと先生が担当しています。
より「茉莉花官吏伝」を深く知るにはどちらのシリーズも読んでおきたいですよね。

「茉莉花官吏伝~後宮女官、気まぐれ皇帝に見初められ~」の評判や評価

「茉莉花官吏伝~後宮女官、気まぐれ皇帝に見初められ~」の感想と評価や評判|まとめ

とてつもない能力を持っているにも関わらず、いつも努力を惜しまない茉莉花の姿を見ていると、どんな時でも努力を惜しんでは行けないなと思わせられます。

そして可愛らしく男勝りという感じではないタイプの茉莉花が、ここ一番というシーンでは勇気を出して活躍するところは読んでいて爽快感を感じるのです。

小説の感じだとまだまだお話が続きそうなので、これからも茉莉花の快進撃がまだまだ楽しめそうですね。

作品が気になった方はぜひ手に取ってみて下さいね。

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