「ルックバック」は「ファイアパンチ」「チェーンソーマン」など独特の世界観でファンが急増中の藤本タツキ先生の長編読み切りマンガです。
「このマンガがすごい!」2022年オトコ版で第1位を獲得、マンガ大賞2022にノミネートもしている超話題のマンガです。
話題の漫画だからこそ、読んでみたいと思うけど藤本先生の独特の世界観や絵柄で手が出せないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではルックバンクを読んでみて面白いと感じたところや感想、読者の評判や評価についてまとめました。
「ルックバック」のあらすじ
自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。
田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。
月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。
唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。
「ルックバック」は藤本タツキ先生の長編読み切り
「ルックバック」は週刊少年ジャンプで連載、アニメ化でも話題の「チェーンソーマン」や衝撃のデビュー作「ファイアパンチ」の作者・藤本タツキ先生の長編読み切りマンガです。
読み切りなので普通の漫画よりもボリュームは少ないのですが、その分、1ページ1ページが濃密な内容になっています。
藤本先生の作品には興味があるけど、ちょっと手が出しにくい…という方の最初の1冊にもお勧めできる作品です。
「ルックバック」の登場人物
藤野
クラスの学級新聞に4コママンガを掲載している。
周りからも上手いと言われていたが、京本のマンガが掲載されると評価が一変。そこから藤本は努力をして…
京本
藤野の隣のクラスの不登校の女子。藤野が嫉妬するくらい画力が高い。実は藤野のマンガが大好き。
「ルックバック」のここが面白い【ネタバレなし】
圧倒的画力と構成力
「ルックバック」を最初に読んだときに感じたことは藤本先生の画力の高さとマンガの構成力の高さでした。
正直、ファイアパンチやチェーンソーマンを読んだときはあんまり絵が上手いとは思えなかったのですが「ルックバック」は違いました。
藤野と京本の生き生きとした表情、言葉がなくても絵を見ただけれ伝わってくる感情がたくさんあり、藤本先生ってこんなに絵がうまかったっけ?と思いました。
画力の高さに加えて、マンガの見せ方・構成力の高さも光る作品です。マンガを読むというより1本の映画を見ている感覚でした。頭の中で映像が流れているかのようにスラスラと内容が流れ込んでくるのでストレスなく読めます。
読み終わったときにレベルの高いマンガだと感じました。
約150ページに込められた濃密なメッセージ
「ルックバック」は150ページの長編読み切りマンガです。150ページはマンガとして考えると短いページ数かもしれませんがとても濃密なメッセージが込められています。
創作することへの喜び、理不尽な物事に対する怒り、それでも前を向く強さ。
150ページという限られた中で最大限の表現をしていおり、濃密な内容になっています。それでもなお、読者に委ねる余白の部分が多いからこそ読んだ人たちの間で大きな話題になっているのだと思いました。
張り巡らされた伏線
「ルックバック」にはたくさんの伏線がしこまれています。僕も何度も読み返して「あー、なるほど」「こことここが繋がって…」と読むたびにいろいろな発見があり面白いです。
特に僕の好きなロックバンドのOasisの名曲「Don’t Look Back In Anger」の伏線には痺れました。
ぜひたくさん読み込んで、あなただけの「ルックバック」をみつけてみてください。
「ルックバック」の評判や評価
「ルックバック」面白いわ
— T.Okura 🍇(開眼… (@budouen_okura) February 15, 2022
絵で見せる心理描写が揺さぶるんだろなぁ
藤本タツキ も天才の1人…
ルックバックが面白い!
— た (@sukigasukisugi) December 24, 2021
お客さんから借りて読んでみるとめちゃくちゃハマった
読み終わって理解が追い付かないのでネットで考察調べたら考えてた以上に深い話で衝撃。
あれもこれも伏線でタイトル「ルックバック」に繋がる感じ。
短編作品でここまで出来るのか。
この人は天才なのかもしれない😂 pic.twitter.com/t0H3VP0tZf
ルックバックは面白いとかいう次元じゃなく、心に影響出るレベルの作品だった
— スジミ@電車の運転士 (@sujimi9001) July 22, 2021
読んだ日は一日ルックバックのことばかり考えてて、とにかく苦しかった
私は現実とフィクションの区別がつかない人間なので、例えマンガでも現実の事件と同じ様に心が重くなるのです
ルックバックめちゃんこ面白いと思うので読んでもらいたい反面くせがあるのででかい声では言えない
— 魚号機 (@osakanaOICdesu) January 18, 2022
漫画だけど映像的でワイはすこ
去年の藤本タツキの「ルックバック」も賛否両論だったなぁ。俺は面白いと思って読んでたけど。
— (眠い痒い) (@middlefinger127) January 20, 2022
「ルックバック」はマンガ賞を多数受賞
「ルックバック」がマンガアプリ「少年ジャンプ+」に掲載されると瞬く間に話題となり、2021年に大きなうねりを生み出しました。
「ルックバック」は読者や漫画家、書店員などから高い評価を獲得して、数々のマンガ賞を受賞しています。
「このマンガがすごい!」2022年オトコ版 第1位
「このマンガがすごい!」2022年版オトコ編で「ルックバック」は第1位に輝きました。ちなみに2021年版オトコ編は「チェーンソーマン」が第1位で史上初、2年連続同一作者が第1位獲得となりました。
このマンガがすごい!2022
— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) December 7, 2021
オトコ編第1位
『ルックバック』!!
藤本タツキ先生
初の大長編読切作品が
栄えある賞をいただきました。
みなさまの日頃の応援に
改めて感謝いたします!
今後ともよろしくお願いいたします…!
▼デジタル版https://t.co/SHuaPzTel6 pic.twitter.com/Kf2o9OUOCY
マンガ大賞2022にノミネート
「ルックバック」はマンガ賞の最高峰であるマンガ大賞2022のノミネート10作品に選ばれています。
いまの勢いのまま1位を獲得するのか注目があつまっています。
https://sakigake-mangajyuku.com/manga-taisho-2022-predict/「ルックバック」の感想と評判や評価|まとめ
藤本タツキ先生の長編読み切りマンガ「ルックバック」の感想と評判や評価についてまとめました。
読み切りですがとても濃密な内容と張り巡らされているストーリーで何度読んでも楽しめます。
評価は二極化していて、すごく面白いというとつまらないの2つの意見があります。僕はとても面白いともいますが、絵柄が独特で、余白の多い作品なので1回読んだだけではしっくりこない場合があります。
無料マンガアプリ「少年ジャンプ+」で試し読みできますので、気になるならまずは試し読みをしてみて、さらに続きが読みたくなったら購入するのもおすすめです。
それでは、よきマンガライフを!
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